窓口がエリアの工務店という、一生の安心感を
「design casa」の家づくりシステムにおいて、窓口が工務店というのは、オーナーにとっての利点がたくさんあります。最も大きなメリットで言えば、工務店がそのエリアに詳しい存在であることです。
工務店はそのエリア独特の特性、例えば地質や地形なども熟知していますし、それに沿ったアドバイスもできます。可能な場合は土地選びもサポートもできます。「土地はどうやって選べばいいの?」というのは家づくりの前にみなさんが対峙するポイントですから。
また、竣工後も「近所の工務店」としておつきあいを続けられるのもいいことです。暮らしはじめて年月が経ったら、ちょっとした修繕をお手伝いしたり、水回りの交換をさせていただいたり。わが家を施工した工務店が近くにあると何かと安心です。
「design casa」の調整役として
家づくりをサポート
建築家・工務店・オーナーの3者で行うのが「design casa」の家づくり。その中で調整役となるのが工務店です。オーナーが直接、建築家に依頼するパターンもありますが、第三者である工務店が間に入ることでより家づくりがスムーズになるでしょう。
また、さまざまなポジションで家に関わる工務店に一度来てもらえれば、「家づくり」について大きな視野で話ができます。オーナーにぴったりの家づくりは、もしかすると「design casa」ではないかもしれません。ほかに、よりよい家づくり、家探しがあればそちらを提案します。
オーナーに寄り添い、最善と思われるが提案できるのも工務店の良さなのです。
建築家発想の家づくりは刺激的
工務店は、工務のプロフェッショナルです。ですから建築デザインのプロである建築家と組んで仕事ができる「design casa」では、いろいろな刺激を受けています。たとえば建築家による「窓」のプランはその好例。「大きな窓は南側に」などの昔からのセオリーにとらわれず、「北側からの景色がキレイだから、大きな窓は北側にしましょう」と発想の転換ができるのが建築家です。
そして、北側の窓をメインにしても、採光が不十分にならないのが建築家の家です。天窓から光を取り入れたり、壁面ミラーを配置して光の反射を利用しながら部屋を明るく見せたり、いろんなアイデアを私たちに教えてくれます。
余談ですが、腕はいいけれど、デザイン面がそこそこで…という悩みを抱えた工務店はたくさんあります。そんな状況に危機感をもっている工務店は、「design casa」にぜひ参加してほしい。工務店は工務、建築家はデザインとそれぞれの領域に徹して、よりよい家づくりに取り組みたいですね。
全国の加盟工務店の「共有」が
オーナーのメリットに
「design casa」は、注文住宅を建てるための新しい家づくりシステムですが、もともとは規格住宅を手がけていた「product casa」の姉妹ブランドです。よく知られるデザインでは「casa cube(https://www.casacube.com)」があり、そのアイデアや発想力の豊かさは「design casa」にも引き継がれています。
「product casa」でつくりあげた家づくりのノウハウは「design casa」にももちろん応用されています。また「product casa」で使われる部材は大量仕入れされますので、それを「design casa」で活用すれば、上手にコストダウンもできます。手間やお金について家づくりのムダを省けることは、オーナーにも大きなメリットです。
また、使い慣れた部材を使用しながら工務の技術を蓄積していくと、工期は少しずつ短くなります。短期間で竣工すれば、早くオーナーに引き渡せるので、オーナーの必要経費(現在お住まいの家の家賃など)を減らせます。お子さんの入学に合わせて早めに引っ越したい時にもおすすめした「design casa」です。