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ジャパンディライクなガレージハウス

建築家との家づくりで生まれた、
ジャパンディライクなインテリアが心地の良いガレージハウス。

建築家との家づくりで生まれた、ジャパンディライクなインテリアが心地の良いガレージハウス。

近年インテリアのシーンで人気を集める”ジャパンディ”という言葉をご存じですか?”ジャパンディ”とは、北欧のミニマリズムと日本のわびさびの精神が融合したスタイルのこと。シンプルながら温もりを感じるデザインは、日本の住まいづくりの新たなスタンダードとして国内外から注目を集めています。このガレージハウスは、そんなジャパンディデザインを取り入れた、グレートーンをベースにした落ち着きの感じられる住まい。デザイン性の高さはもちろん、開放感のあるプランも魅力の住まいです。

建築家コメント

建築家コメント

成熟した大人のための、心豊かな上質空間

お子様がちょうど手を離れ、これからの時間を大切に過ごしたいとお考えの50代。輸入車を楽しまれるような、洗練されたライフスタイルの方を思い描き、プランを練りました。

環境への配慮と、暮らしを彩るデザイン

敷地の北側にある材木屋さんからの木くずに配慮しつつ、周りの環境にあまり左右されずに心地よく暮らせるように。たどり着いたのは「車寄せ」と「中庭」のあるデザイン。これにより、プライベートな屋外空間を守りながら、お手入れのしやすさも考慮しています。室内からは、丁寧にデザインされた中庭が美しい景色を作り出し、心穏やかな毎日を届けてくれます。

「間」が育む、ゆとりと暮らしの質

お部屋のあちこちに設けた「間(ま)」は、スペースにゆとりをもたらすだけでなく、住まう方の心にも豊かなゆとりを届けてくれます。選び抜かれた素材が持つ本来の美しさを大切にし、住まいの質を高め、そこでの毎日がより豊かなものになることを目指しました。

グレーと木が生み出すシンプルながらあたたかみのある外観

建築はライトグレーを基調としたシンプルな外観。アクセントに取り入れられた節の多いウッドパネルが、自然ならではのあたたかな雰囲気を添えます。

広めのガレージスペースに配されたライン状の照明がアクセントになり、スタイリッシュなムードを高めます。

夜には明かりのないファサードとのコントラストとなり、ガレージスペースの灯りが室内へと誘います。

ワンフロアに広がるジャパンディスタイルの洗練された空間

玄関扉を開くと廊下を挟まず直にLDK空間が広がります。

片面には一切開口はないものの、反対側の二箇所に大きな開口を設けることで、階段の吹き抜けと相まって光が差し込む明るい空間に仕上げています。

コミュニケーションが生まれるアイランドキッチン

キッチンはスタイリッシュなアイランドキッチンを採用。壁や仕切りがなく、開放的なアイランドキッチンはコミュニケーションを取りやすく、日々の家族の食事やホームパーティにもピッタリなスタイルです。

背面には一直線状に続く造作の収納を設けることで、キッチン収納も浮くことなく統一感のある空間にまとまります。床材もフロアで統一することでよりすっきりと広々とした印象にまとまるうえ、キッチンを中心とした掃除の手間も軽くなります。

円形を取り入れて柔らかな印象にまとめたダイニング

ダイニングには円形のテーブルを採用することで柔らかな雰囲気に。低めに設定されたペンダントライトが空間のアクセントになっています。

グレイッシュなカラーリングで整えられた空間に曲面を多用した木の家具を合わせることで、ジャパンディのシンプルながらあたたかみのあるインテリアにまとめています。

光の降り注ぐミニマルなリビング

大きな開口から降り注ぐ光が心地の良いリビングスペース。

ニュートラルカラーのカーペットを重ねて、快適性と遊び心をプラス。

こちらも円形を多用しつつ低めのソファを取り入れることで視線の抜けを確保し、ゆったりとした雰囲気にまとめています。

室内とのつながりを持たせた開放的な中庭

リビングからアクセスできる中庭は同色のタイルを地続きに敷くことで室内が延長したような広がりが感じられます。

通りに面したガレージとの境界には目隠しを設け、車のないタイミングもさりげなく視線をカバー。

リビング面の窓と、ガレージ側の程よい抜け感で、コンパクトな中庭ながら閉塞感なく、ゆったりと過ごすことができます。

程よい篭り感が落ち着きを与えるプライベート空間

フロア中央の階段はスケルトン階段を採用することで存在感を和らげられるうえ、光を遮断しないので階下も明るく保つことができます。

2階には寝室と可動棚を配置。

空間の仕切りに壁を設けずガラスにすることで程よい篭り感を保ちつつ、閉塞感のない心地の良いスペースに仕上げています。

照明が生み出す柔らかな夜の時間

夜には控えめなシーリングライトとあたたかな光の間接照明によって、北欧の住まいのような穏やかさを感じさせる空間に。

中庭側の照明も効果的に差し込み、リラックスムードを高めます。昼とは異なる艶のある空間も魅力の住まいです。

間を繋ぐ大きな開口によって、リビング・中庭それぞれが開放的な空間となった住まい。雨の日には屋内の柔らかな光のもとで読書、晴れた日には屋外で心地よい風を感じながらティータイムなど、毎日の暮らしをより豊かに彩る住宅です。